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本日は読んだ本の感想や日常の出来事について書いていきたいと思います。
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マンガでわかる薬剤師 あなたの知らない調剤薬局24時! [ 油沼 ]価格:1,100円 (2020/3/8 22:42時点) 感想(0件) |
ちょっと大きめの本屋に行ったら『マンガでわかる薬剤師 あなたの知らない調剤薬局24時!』という本が平積みしてあったので買ってみました。
この本は『マンガでわかる薬剤師 あなたの知らない調剤薬局の裏側』の続編にあたる本のようです。私は続編の方を先に買ってしまったことになりますね。
続編ではありますが、一話完結型の話構成なのでこちらから買っても全然楽しめます。医療マンガとして注目されているのだとか。
薬剤師の日常業務や制度的な話が勉強になりました。
私は仕事でもプライベートでも薬剤師さんにお世話になることがありますので、少し紹介させていただきたいと思います。
いつもの薬局のやり取りと「疑義照会」について
皆さんは薬局でお薬を受け取る時に、薬剤師さんといろいろご相談されるでしょうか?
私は月に1回の定期通院のお薬を受け取る時に薬局の窓口で「お薬を飲んでいて何か変わられたことや気になることはありませんか?」と薬剤師さんに聞かれることがあります。
お薬を追加してもらう時もありますし、減らしてもらったり種類を変えてもらうこともあります。そういう時は「今日はいつもとお薬が違いますが、間違いありませんか?」などと聞かれることもあります。
ええ、最近は調子も安定していますし先生と相談して少しお薬を減らしてもらいました。
そうですか、お薬について何かわからないことがあったらいつでもおっしゃってくださいね。
といつも対応してくださいます。お世話になっています。
私はADHDのお薬の1種であるストラテラというお薬をいつも出してもらっています。
その薬を1日4錠服用している時に 朝3錠 夕1錠 で服用するように指示されていました。
ある時、いつものように病院の窓口で処方箋を受け取って薬局の窓口に渡した時
あれ?いつもと違いますね・・。朝2錠、夕2錠になってますけど、先生から何か言われました?
えっ、いやあの、何も聞いてないですけど・・。
ちょっと病院に問い合わせさせていただきますね。申し訳ありませんが、少々お待ちくださいね。
そう言って薬剤師さんはかかりつけ医に連絡を取り、結局医師が処方箋の内容を入力する時に間違えていたことが確認されてから、薬剤師さんは私にお薬を渡してくださいました。
処方箋に不明な点がある場合、薬局から病院に確認を取ることを「疑義照会」と言うのだとマンガを読んで知りました。患者さんに処方する薬に間違いがないように薬剤師さんが入念にチェックしてくれているのですね。
私の体験したケースは些細なことかもしれませんけど、薬剤師さんから見て「この処方で大丈夫なの?」とか患者さんから「どうしてこの薬が処方されたの?」とかの疑問がある場合、薬剤師さんが病院にきちんと確認をしてくれるということです。
お薬に関して間違いがないように薬剤師さんが考えてくれているのはありがたいことです。感謝を忘れないようにしたいと思います。
「この薬もう止めてもいい?」と聞かれる方について
そんな薬剤師さんですが、患者さんから「この薬ってもう止めてもいいんじゃないの?」と聞かれることもあるようです。
基本的に薬剤師さんでも医師から指示された薬を勝手に止めていいと言える権限はありません。
どうしても服薬の継続に疑問がある場合は病院に疑義照会を行うことになるわけですね。
これ、ケアマネの私もたまに言われます。
やはりケアマネでも医師が処方した薬にどうこう言える権限はないですし、薬についての判断をするべきではありません。
すみませんが先生が処方されているお薬ですし・・。もしどうしてもと言うのでしたら診察の時にお医者さんに相談してみてください。
と言わざるを得ないです。なかなか医師には言いにくいので薬剤師さんやケアマネにご相談されるのかもしれませんが、やはり治療の方針としては患者さんを診察されている医師と相談して決めていくしかないわけです。どうしてもという場合は、私だったら診察に同席する場合もありますね。
マンガでもありましたが、薬剤師も勝手に判断するべきではありません。『何かあったら医師と相談』それが対応の基本となります。
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災害時はお薬手帳があると便利です
これはマンガとは関係のない話です。
もうすぐ3月11日ですので、少し触れておきます。
非常用の持ち出しようとして、非常食や必需品などを備蓄している家庭もあるかと思います。
非常時にすぐに持ち出せるように必要なものを1つの鞄にまとめておくと薬に立ちます。もし災害が起きて避難する時にはお薬手帳を持って避難できると非常に役に立ちます。
お薬手帳には普段飲んでいる薬の情報が載っていますので、大規模災害で診察を受けることもままならない状況でもお薬手帳の情報があれば、必要な薬を手配することもできます。
高齢者で普段飲んでいる薬が多い、だけど何という薬を飲んでいるのかよく覚えていないという場合はお薬手帳が貴重な情報源です。
薬の供給が途絶えている場合でも、お薬手帳があれば代わりにどんな薬を用意すればいいのか判断する情報になります。
これは東日本大震災の事例でも証明されていること。
被災地で活動した薬剤師、看護師、介護士がお薬手帳の有用性を証言したものを日本薬剤師会がまとめていますので、興味のある方はごらんください。ご参考になればと思います。
https://www.nichiyaku.or.jp/assets/uploads/activities/shinsai_techo.pdf
せっかくのお薬手帳なので、ぜひご活用ください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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