【SNS】こんな介護事業所は要注意 SNSの運用が杜撰な事業所

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雪乃
雪乃

いつもありがとうございます。最近、介護の事業所でもTwitterやInstagramでPRを行うところが増えてきたようです。便利ですが、やり方を間違えてしまうと取り返しのつかないことにもなりかねないので注意が必要です。

介護事業所のSNSでの宣伝

TwitterやInstagram、LINEなどを宣伝に使う介護の事業所が増えてきたように思います。

かくいう私も、これまで勤めてきたところで、集客のためにSNSを提案したことはあります。その時は「変な電話とかがかかってくるのではないか?」というよくわからないことを言われたので、提案は引っ込めました。

会社のホームページを作っているのだからSNSもやったらいいだろうと思っただけですが、そういったツールに馴染みのない人に言っても伝わりにくいでしょうし、無理してやる必要もないと思いました。

それから数年経ちますが、現在はその時より更にSNSのユーザーが増えているように思います。InstagramやLINEなどの活用は、敷居が低く、コストも抑えることができます。管理職の層にもスマホが浸透していますのでやってみようと考える事業所は今後増えていくかもしれません。

こんな事業所は要注意①:個人情報をSNSに載せる

しかしSNSにもリスクがあります。リスク管理をしっかりしてやる分には問題ありませんが、そうでなければ思わぬところで炎上したり、クレームが入ったりする可能性があります。

法人がSNSを管理する上で、または利用者目線で事業所を選ぶ時、SNSがしっかりと運用されているかどうかはしっかりとチェックした方が良いでしょう。

SNSの宣伝でもっともやりがちなのは、利用者関係者の個人情報を安易に投稿してしまう問題です。

この際の個人情報は、利用者関係者の氏名や住所を載せてしまうことに限りません。

利用者や職員の顔が映った写真も、立派な個人情報です。個人の顔が映った状態で「美味しそうにカツ丼を食べておられます」などと投稿したら、誰がどこの事業所を利用しているか、わかる人にはわかってしまいます。

ここで「うちでは写真などの使用に関して、契約の際にしっかりと同意を取っているから大丈夫です」と言う事業所もあるでしょう。

しかし、SNSを通じてネットにアップされた画像は、ダウンロードされて本人が望まない形で悪用されてしまったり、思った以上に広まってしまう可能性があります。

いくら同意を得ていても、思わぬ形で利用者に不利益を与えないよう、画像の投稿は避けた方が無難です。安易にそんなことをする事業所は、ケアマネとしても紹介しづらく、利用者家族からしても「個人情報の管理がいい加減なのではないか」という印象を持たれてしまう可能性があります。

職員の顔写真からしても、内心、顔写真は出されたくないと思っていても口に出せないことだってあり得ます。外からも身内からもいい印象を持たれない可能性があることを、考慮しましょう。

また、職員が自分のSNSで勝手に顔写真などを投稿するのは、論外です。

他にも、事業所の中の写真を投稿する際に、個人情報が特定できる書類が映っている可能性があるかもしれません。画像の投稿は人が映っていなくとも慎重にしなければなりません。

ないとは思いますが、亡くなった利用者さんの経歴を書いたり、葬儀の写真を投稿するのは、例え同意を得ての行為であったとしても、見識を疑います。デリカシーに欠けた行為、ルーズな事業所と思われる可能性があります。

こんな事業所は要注意②:モラル、デリカシーのない発言をする

SNSは基本的にインターネットに繋がって世界中に発信されています。

その意識が希薄で、モラルに欠けた投稿をする事業所は、よく考えないで投稿したことが思わぬ形で炎上してしまうことがあります。

匿名でやっているアカウントならともかく、法人の名前を出して運営していて、煽るような投稿や反感を買いそうな投稿をしている事業所がありますが、理解に苦しみます。

このような事業所は、管理者が個人的な考え方で投稿を繰り返していることが多いような気がします。個人的な考え方を書いて炎上してもそれはまだ個人の責任で済むでしょうが、法人名や事業所名を出して運営しているアカウントは、どこに出しても恥ずかしくないような投稿を心がけなければいけません。

また、経営者の立場で投稿しているのだとしても、何かやらかしたら迷惑は職員や利用にも降りかかってきます。

また投稿の内容自体が病気や障害を茶化すことやセクハラを正当化するような内容だったりしたら、炎上はある意味当然です。そのようなモラルに欠けた投稿をしている事業所は、事業所ないでセクハラやモラハラがまかり通っているのではないかという印象を与えかねません。

事業所全体の見識や体質が疑われることにもなりかねないので、投稿内容には充分注意しましょう。

こんな事業所は要注意③:批判的意見に逆ギレする

②に関連することですが、投稿の内容によっては、外部の方から「そのやり方はどうなのか?」という批判的意見が寄せられることがあります。

そこで大人の対応ができるかどうかも、外部からの印象を大きく左右する要因です。

難癖レベルの批判的意見ももちろんありますが、まっとうな批判も多くあります。

そこで論点ずらしをしたり、はぐらかしたり、ふざけるなどの不誠実な対応をすれば、外部からの評価を大きく落とすことにもなりかねません。これではなんのためにSNSを運用しているのかわかりません。

またSNSはあくまでも人と人とのやり取りです。スマホやPCの画面越しには人間がいるのです。中には面白くない意見もあるでしょうが、そこで「ウザい」などと口にしたら、対人能力を疑われても、やむを得ないでしょう。

またSNSに投稿した内容は、削除しない限りいつまでも残ります。削除してもスクショや魚拓などでいつまでも残ることもあり得ます。何か問題があった時に、芋蔓式に過去の投稿が掘り返されることも充分に考えられるでしょう。

そこで発言の内容が一貫していなかったり、相手によって態度を変えていたりすることが明らかになれば印象は最悪です。

「皆さんに考えてほしくて投稿しています」と言っていた人が「所詮SNSなので、深く考えずに投稿しています」などと言い出したら、どっちなんだよとなるでしょう。

SNSは人と人とのやり取りなので、より運営者の人間性が明らかになると言っても過言ではないでしょう。

まとめ:炎上を繰り返す介護事業所には要注意

母体となる法人が事業所のアカウント運営をしっかり把握していないと、SNSが逆に法人の評価を大きく落とすことになるでしょう。もっとも法人の代表がルーズな人で、自ら炎上を繰り返してしまうようではどうしようもないですが。

炎上を頻回に繰り返す介護の事業所があった場合、そこで働くのも利用するのも要注意です。

個人情報が漏れて不利益を被ったり、モラハラ被害にあったり、苦情にまともに対応してくれないなどの問題を抱えることにもなりかねません。

逆に、これからSNSを使っての広報を考えている事業所は、以上の点を踏まえて運用には万全の注意を払って頂きたいものです。

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