介護職が感情移入するのって、いいことなんだろうか?

介護

みなさんこんにちは、雪乃です。

ある方がとある介護事業所を訪れた時の体験談が、Twitterで目に止まりました。

ある施設に行ったらたまたまミーティング中で、みなさん冷静に意見を交わしていました!

利用者の状況を共有している時には、利用者の気持ちを考えて、スタッフが涙する場面もありました!

と、どうやらツイート主さんには、その施設がとても魅力的に写ったようです。

冷静に意見を交わしていた、というのはその人の主観なので置いておきましょう。

今回の記事では、利用者に感情移入し介護職が泣いた、という客観的事実について考えてみたいと思います。

泣くのは良いことなのか?

結論から述べますが

介護職が泣いたことは、感心しません

あまり否定するつもりはありませんが、介護職が利用者に感情移入しすぎると、精神的な疲弊が溜まってきます。そうなると、パフォーマンスが低下し、他の利用者へのケアが疎かになる可能性も有り得るので

介護職は利用者に感情移入し過ぎず、一定の距離を保つ方が望ましい

と考えます。

専門職としての感情のコントロール

介護職は専門職なので、提供するケアが利用者に対する感情で左右されるべきではないと考えます。とはいえ人間なのである程度は仕方がないとは思いますが、感情で動いていると感情移入できない利用者への対応が疎かになる可能性もあります。

気持ちも大事でしょうが、あまり気持ちを前面に出すのもよろしくないと思います。プロフェッショナルなので。

泣いた職員をどう捉えるべきか?

私はその状況を見ていないので、泣いたこと自体をあまり否定しようとは思いません。

ですが、泣いたことを肯定的に紹介したツイート主さんには、違和感を覚えます。

職場の中で職員が涙を流すという状況は、褒められたものではないはずです。たとえその場を見て印象に残ったのだとしても、安易に話さない方が良かったのではないかと思います。

職員の気持ちや想いが重視されることもありますが、専門職としてどうあるべきか?と考えることも大事じゃないでしょうか?

関連して以下のような記事も書いています。

皆様の参考になれば幸いです🙇‍♀️

感情移入して泣くっていいこと?介護職の感情コントロール

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