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新型肺炎はまだ収束する目処がたたないので楽観はできないのでしょうけど、手洗いや咳エチケットに皆が気を配るようになって思わぬところで効果が出ているみたいですね。
仕事上マスクが必要なのにいきわたらないのは問題ですが、早く供給が回復して欲しいものです。
私は基本仕事で利用者さんのところに1件訪問するたびにマスクを取り換えているので減りが早い(^^;
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集団心理の暴走がいちばん怖いです
すでに複数の医療関係者が指摘していますが、新型肺炎のリスクは他の疾患などのリスク要因を抱えていない場合は大きくありません。
特に高いリスク要因は腎疾患・BMI40程度の肥満などです。
治療方法の確立がなされれば有効な対処ができるのでしょうが、それは望めそうにないですね。
今できる最も有効な手立ては個人のレベルで手洗いや咳エチケットを徹底すること、できれば不必要に人ごみの中に行かないようにすることです。合理的に可能な範囲で行わなければなりません。
とにかくすぐに検査を行うべきだと言っている人がいますが、論外です。またテレビコメンテーターからは新型肺炎が亡くなったニュースの際に「検査を行っていれば」という発言がありました。
検査をして新型肺炎が確定したところで有効な治療法が確立していない以上、治療成績が改善することはありません。
検査とは結果を得た後どうするのか?まで考えて行わなければなりません。
確かに検査をして陽性が確定すれば、感染経路をたどっていくこともできるでしょう。しかし、それ以上何がありますか?
感染者に接触した可能性の低い人が風邪様の症状が出ているからと言って安易に検査を求めて病院に行けば、医療機関がパンクしますよ。またインフルエンザやその他の肺炎の原因ウイルスも病院にばらまかれることになります。
とりあえず有効な検査方法はPCR検査ですが、どこでも実施できるわけではありません。また検体を採取する際に医療従事者にも感染させてしまうリスクがあります。飛沫が拡散しますからね。
検査を万能視しすぎではないでしょうか?医療機関の負担のことも考えてください。
元首相たるもの、すぐに検査を行うべきだという主張は防疫の専門家の意見を参考にしていっているのでしょうか?発熱がたったの1日で検査をやっていたら途方もない検査を医療機関が院内感染のリスクを冒して行わなければならなくなります。
検査でなんでも改善するとは思わないでください。
検査費用は原則無料です
肝心な情報が正しく伝わっていません。中にはデマもあります。
検査を受けて陽性だったら無料、だが陰性だったら実費8万円が請求されるというデマがTwitterでながれてしまいました。
デマの元になった人は武漢から日本へチャーター機で帰国する費用が8万円という話を検査費用と混同して話してしまったと釈明して謝罪されていました。
悪意はまったくないと思いますが、間違った情報が瞬時に拡大してしまうのがネットの怖いところですね。
正しい情報は厚生労働省を参照してください。
感染が心配な方はまずは保健所にご相談を。
必要な人には検査を手配してもらえます。その場合、陰性でも陽性でも検査費用はかかりません。
そして今のところ心配だからという理由だけで任意の検査を受けることはできません。
必要性の乏しい検査は個人にとっても社会にとっても不利益になるだけです。
保健所へ相談した結果検査が不要と言われても怒らないでくださいね。
そして検査費用8万円のデマを政権批判のために拡散していた人がいます。
この拡散も悪意を持ってやったことではないのでしょう。しかし上記で引用されているデマ拡散者のアカウントは現在何の釈明もなく鍵付きになっているようです。
何らかの釈明をしたほうがいいと思いますよ。社会を混乱させた責任は多少なりともあると思います。
デマは時として人を殺します。
これは原発事故に関連する風評被害で大きな被害が出たことからも明らかです。
ネットで情報のやり取りが始まった時はこれからは集合知の時代だと言われていたものですが・・いかんせん自らの発信になんら責任を感じない人が多すぎます。
これではネットのやり取りで情報が氾濫して人々が混乱するだけですね。
実名でも有名人でもそれだけでは信用できない
高須医師の個人情報暴露の恫喝を先日取り上げましたが、彼の問題点はそれだけではないですね。
ネットの不正確な情報をもとに人工ウイルス説のデマを拡散していたようです。
専門家の指摘ですでに反論されて撤回されている話ですが、こんな話に飛びついて拡散してしまうとは・・・晩節を汚すとはこういうことを言うのでしょうね。
高須医師の振る舞いにTwitterの医療クラスタの多くは怒り心頭ですよ。
感染症の専門家の言うことも・・
感染症の専門家で新型インフルエンザや炭疽菌などの対策に関わった経験のある岩田健太郎医師が停泊中のクルーズ船の中の様子に苦言を呈したと話題になっていますね。
岩田氏は見識は確かな人なので、彼の感染症対策における提言には耳を傾ける点が多いとは思います。
しかし今回は多くを語りませんが、その提言には煽りすぎの側面があったように思います。
今回はいささか強引な手法で船に乗り込み、不備がありながらもクルーズ船で感染症対策にあたっていた関係者を一方的な目線で非難しているという意見があります。
ちょっと長くなるので全文を読んで理解するのは骨がありますが・・
岩田医師の発言が無用な混乱を招かないように祈るばかり。
また船内での感染予防対策の不備がウイルスの脅威と混同されて不安を煽る言説につながっています。
感染予防に不備があった=だからウイルスは危険なのだとはなりません。
まったくの別問題です。
不安になるのはわかるのですが、過剰な不安ばかりでもどかしい。
このままでは原発事故の風評被害と同じことが起こりますよ。
なんにせよ、感染症の専門家が指摘していることは現状では手洗いや咳エチケットの徹底くらいしかやることはないし、それで十分ということです。
出てきた情報に惑わされてばかりでは正しい対策はできませんよ。
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