高須医師の個人情報暴露について

医療


福祉・介護ランキング

Twitterって便利なツールですよね。

テレビや新聞にも利点がありますが、Twitterは誰でも登録できて自分で情報配信することができます。

様々な分野の専門家や一線で活躍する有名人も登録しています。スポーツ選手やタレントとかも登録してますし、場合によっては交流できたりするのでありがたいです。

新型コロナウイルスに関しては、感染症専門医やその他の分野の医師が専門的な知見を提供していますのですごく有益です。

岩田健太郎医師はその筆頭です。彼はかつて炭疽菌テロや新型インフルエンザ騒動の対策に関わった経験があり、Twitterで流している情報はとても参考になります。

時折テレビメディアにも登場して意見を求められていますが、ワイドショーではコメンテーターの雑音に邪魔されて言わんとするところがなかなか伝わらない。

その点Twitter上では的確にコロナ肺炎に対する情報を届けてくれるのでとても参考になります。

岩田健太郎氏は実名で登録してTwitter上でも活躍されている方ですが、匿名でも有益な情報を提供されている医師や専門職の方がいます。

Twitterは有名人のアカウントには認証マークをつけたりして信頼性を担保していますが、認証アカウントでもいい加減な情報を流す人がいるのが現実。

結局は読み手のリテラシーが大事だと思います。

何が正しい情報か見分けるには、ツイートにしっかりと根拠や信頼性の高い一次ソースに近い情報があるか、などで判断しないといけません。

あくまでも問題は読み手の判断力です。「○○が言っているから」だけで判断するようではいつまでたっても情報の選別能力がつきません。

残念ながら新型コロナウイルス肺炎に関しては実名の医師のアカウントが必要以上に不安を煽る投稿を繰り返しました。

新しい脅威であったとしても「正しく怖れる」ことが大事です。

ウイルスだけが人間社会に害を与えるわけではありません。

社会が経済活動を行っている以上、人が移動しないわけにはいきません。新興の感染症があるからとなんでもかんでも人の移動を制限していたら社会が麻痺してしまいます。

確かにウイルスは脅威なのですが、そのリスクを正しく見積もらないとウイルスの害より対策の害の方が大きくなってしまいます。

すでにウイルスについて情報が圧倒的に不足している情報は過ぎ、感染力はそれなりに大きいものの高リスク群でない人の致死率はそれほど高くないことがあきらかになっています。

現状では各々が感染予防策を実施し、検査は感染が強く疑われる状況の人のみに限定して行い、感染経路の把握と合理的な範囲での感染封じ込めを実施するという段階にきていると思います。

これはTwitterやその他の媒体に情報を投稿している医師らの記事からそう判断してよいと思っています。

過度に不安を煽る医師に苦言を呈した匿名医師が、脅迫まがいを受ける

Twitterをやっている高須克弥医師は知名度もあり、医師ということでコロナウイルスに関して盛んにツイートを投稿していますね。感染症が専門の医師ではありませんが、医師ということでその情報に耳を傾ける方が多いです。

問題は残念ながらその情報に不正確な点が多いこと。安易な渡航制限を主張していますが、リスクを過度に見積もった対策は益よりも害の方が大きい。高須医師の発言は、過度な社会的不安を煽る結果に終わってしまう可能性が高いと危惧しています。

そんな高須医師に対して匿名の医師のアカウントが苦言を呈していました。

単に「このままではダメだ」というより、感染症の具体的な危険の根拠を添えて対策を提言する方が有益なのは言うまでもありません。

それに対して「名前と所属を明らかにせよ」と迫るのは筋違いです。

名前が明らかになっているのは信頼性を担保する一つの要素でしかありません。

確かな根拠に基づいて論理的に物事を説明できるかどうかの方が、はるかに重要です。もちろん読み手にもその根拠が妥当であるかどうか判断する力が求められるのはいうまでもありませんが。

医師であるのであれば、論拠にするべきは名前ではなくエビデンス。

エビデンスの乏しい医療情報は役にたたないどころか時として有害でさえあります。

そしてあろうことか高須医師は自らに苦言を呈した医師の名前を公言し、母校を通して圧力をかけることを示唆する発言をしています。

これはもう一線を越えていませんかね?

脅迫ととられても仕方ありませんし、医師たるもの、医療に関する議論についてエビデンスで争わず、匿名かどうかで相手を貶めるなど言語道断ですよ。

確かに全ての医師が医療についてTwitter上で発言する場合、実名が伴っていた方が情報の受け手は安心できるのかもしれません。

しかし現実にはそう簡単に名前を出せない理由があるのです。

専門家がその専門的な知見を公表することで脅迫の脅威にさらされるという悲しい現実が昔から起きているのです。

これは原発事故のパニックにより暴走した大衆心理がそうさせたのかもしれません。とにかく当時、原発事故や放射線被害が深刻だと言われなければ気にくわなかったことがいたのは事実です。

正しいことを言っているなら堂々としていればいいという人がいるかもしれませんが、暴走する人は怖いものです。危害を加えられる危険を感じてまで、堂々と物が言えるものでしょうか?

まして本人だけでなくその家族にまで危害が及びかねないとしたら?

今回の件、高須医師の信奉者はTaka医師の妻や子供の写真まで割り出そうと主張していますよ。高須医師もそのツイートを引用RTしていたことから、その行為に賛同しているととられても仕方がありませんね。

これ、自分に否定的な人に対する恫喝じゃないですかね?さすがにやりすぎだと思いますよ。

根拠を提示した意見に対して、実名かどうかでしか議論できないようではお話になりません。

そして、相手の個人情報暴露で対抗しようとするのは控えめに言って卑劣ではないでしょうか。Twitterの規約にも違反している可能性がありますよ。

無償でTwitterで発言をしている医師の多くは、善意でやっている場合がほとんどではないでしょうか?

対して高須医師のやっていることは多分に政治的アジテーションの色が濃いのではないでしょうか?不誠実に感じてしまいます。

エルセーヌのエステ体験行ってみた!【画像あり】

発言には責任が伴います。言いたいことがあれば言えばいい。ですが批判をされない自由はありません。批判をされたら、医師なのですから医師として堂々と反論すればよいのではないでしょうか?

答えられなくて黙ってしまうならまだわかります。

ですがそこで相手の個人情報暴露や恫喝まがいに至ってしまう理由がよくわからない。

やっていることが完全にパワハラです。

脅されたTaka医師の方はというと、自分の意見をわかってもらいたいがばかりに強い言い方をしてしまったと反省の弁を述べておられます。謝ることないのに・・

こうやって意見を発信できる人が委縮してしまいかねないのは社会にとっての損失です。

相手を脅す人をのさばらせるべきではないです。

専門家が脅迫された過去

原発事故の影響について発言していた菊池誠氏も以前に暴行予告されていたことがあります。

専門家の意見も自分の考え方と合わないとみるやすぐに攻撃を始める人がいます。

言論に対して言論で反論しているうちはいいのですが、脅迫行為は犯罪です。

今回の高須医師は自分も医師という立場でありながら実名でマウントをとり、家族の個人情報暴露を主張するツイートをRTしてしまった。

実名でこれをやってしまうのはかなり恥ずかしいですよ。

匿名でも抑制を保ち理性的な意見を投稿している人の方がよほど立派です。

少なくとも高須医師「には人の匿名を馬鹿にする資格はないです。

今回の高須医師の行為に対しては多くの方がTwitterに違反報告をしています。多くの医師のアカウントも高須医師に対して相当怒っています。

いくら新型ウイルスで神経質になっているからと言って、これはダメでしょう。ギャラリーもあまり高須医師を甘やかしたらダメだと思いますよ。

あと、Twitterを使う以上は情報はきちんと選別しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました